オゾンの効果(除菌と消臭)とオゾン濃度について

掲載日:2021.06.07

オゾンの代表的な効果として「除菌、消臭」がありますが、それぞれにオゾン濃度が大きな影響を与えることは一般の方には知られていません。

例えば、悪玉菌で有名な大腸菌、黄色ブドウ球菌、新型コロナウイルスなどのウイルス、そして、イソ吉草酸(腐敗臭)、トリクロロアニソール(カビ臭)、ノネナール(油が酸化した臭い)といった臭気物質をオゾンの特性を活かした酸化分解で除菌や消臭を可能にします。

その際、重要なファクターが対象空間のオゾン濃度です。

 

それぞれの菌、ウイルス、臭気物質はそれぞれ分解するために『必要なオゾン濃度×時間=CT値』があります。
よって、対象空間を一定のオゾン濃度にしなければ反応は起きません。
そして、仮に必要な条件を満たしても効果が小さくなってしまいます。【資料①参照】
その為、いかに短時間でオゾン濃度を高めることができるかが重要になります。

【資料①】

※参照:
・奈良県立医科大学「世界初 オゾンによる新型コロナウィルス不活化を確認」
・藤田医科大学「藤田医科大学村田貴之教授が人体に安全な低濃度オゾンガスで新型コロナウイルスを不活性化できる事実を世界で初めて発見!」Press Release
上記を元に弊社にて作成


しかし、オゾン濃度を上げることは容易ではなく、いくつかの条件を満たさなければなりません。
オゾン濃度についての考え方をイラスト化しました。【資料②】をご参照ください。

【資料②】

 

オゾン発生器を使って消臭しようとしたけど「なかなか臭いが取れない、除菌できない」といった事象には理由があるのです。
オゾンの特性をよく理解し、確実な効果を上げてください。

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